世田谷区 東北沢 下北沢 池ノ上皮膚科 女性医師 湿疹 水虫 痒み

池ノ上皮膚科
東京都世田谷区北沢1-44-13 03-6804-7175

診療時間内は予約制ではありません

一般皮膚科について

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皆様の皮膚科「かかりつけ医」です

皮膚科

当院の一般皮膚科では、これまでにお子さんからご高齢者までを対象に、幅広く診療してきた経験を存分に生かしながら、皮膚疾患全般にわたる診断と治療を行います。
治療にあたっては、薬を処方するだけでなく、患者さんの症状の経過や生活習慣などについても丁寧にお聞きし、病気の原因を探し出して根本的な治療を目指します。
皮膚の症状は目に見えるため、自分で判断し治療をはじめ、かえって悪化させ、正確な診断が難しくなることもあります。そんな時も、患者さんのお話を聞きながら、診断を見極め、適切な治療を選択することがとても大事で、皮膚科専門医としての重要な役目だと思っています。
当院は、地域にお住まい・お勤めの皆様の皮膚科“かかりつけ医”でありたいと考えておりますので、どんな皮膚のお悩みも、気軽にご相談にいらしてください。

受診される方に多く見られる症状・疾患

上記のように、当院の一般皮膚科では、広く皮膚科疾患全般を診療いたします。大学病院勤務時代には白癬症やカンジダ症などの真菌(カビ)による皮膚感染症の治療も担当しておりました。
ここでは、その代表的疾患である水虫(足白癬)と皮膚カンジダ症も含め、その他の経験上、外来で多く見られた疾患について記したいと思います。

アトピー性皮膚炎

最近では、全身療法として、経口免疫抑制剤や、さらに新しい選択肢として生物学的製剤なども効果が得られております。症状により、全身療法の適応である場合は、大学病院などもご紹介させて頂きます。
また、光線療法も、従来の治療で症状が改善しない場合や副作用により他の治療ができない場合に行われます。当院での光線療法はエキシマライトを使用しております。紫外線の免役抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚症状を鎮静化させる光線療法で、より治療に有効な波長である308nmのエキシマライトを照射します。

アトピー性皮膚炎は遺伝的なアレルギーの病気というだけでなく、皮膚のバリア機能が低下し乾燥肌になり、抵抗力が弱まることにより外的な刺激を受けやすくなっている状態です。
治療は、原因の検索とその対策を一緒に考え、悪化時にはステロイドや免疫抑制剤による外用治療を中心に、速やかに炎症を軽減し、掻きこわしによる悪化が考えられる場合は抗アレルギー剤などのかゆみをとめる内服も併用いたします。そして軽快がみられたら保湿剤中心のスキンケアにかえていきます。
ステロイド外用に関して、抵抗感をお持ちの患者さんもいらっしゃると思います。ステロイド外用薬は強いものから弱いものまで幅広く数種類あり、症状や部位によって使い分けます。
症状に応じて必要な強さのステロイドを必要な量と期間だけ使い、症状が軽くなったら強さや量をかえていき、適切に用いれば特に心配はいりません。中途半端な治療を継続し、炎症が長引くことにより、皮膚の色素沈着や厚みが増すこともあり、適切な治療の見極めはとても大事です。

最近では、全身療法として、経口免疫抑制剤や、さらに新しい選択肢として生物学的製剤なども効果が得られております。症状により、全身療法の適応である場合は、大学病院などもご紹介させて頂きます。
また、光線療法も、従来の治療で症状が改善しない場合や副作用により他の治療ができない場合に行われます。当院での光線療法はエキシマライトを使用しております。紫外線の免役抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚症状を鎮静化させる光線療法で、より治療に有効な波長である308nmのエキシマライトを照射します。

じんましん

いわゆる “蚊に刺されたような” “みみずばれのような” 少し皮膚が盛り上がり、面積のある痒みを伴う発疹が、数分から24時間以内に出たり消えたりする病気です。
同症状が4週間以内で治まるものを急性、1か月以上続くものを慢性じんましんと呼んでいます。直接的な原因は特定されないものが大半です。大人ではストレスや疲労、睡眠不足のために夕方から夜にかけて出没することが多いです。その他、感染症や内服薬や食品、寒暖差などで誘発されることもあります。治療は抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬内服が中心で、その他漢方やH2拮抗薬の胃薬なども併用することもあります。
何年も続くことも多く、患者さんのお話を丁寧に聞き、内服を調整し、考えられる誘因について一緒に考え、患者さんの不安を軽くするよう心掛けています。

にきび

ニキビは、毛包の皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりが原因です。白ニキビとして発症し、そこにニキビ菌が増殖し炎症をおこし赤ニキビとなります。この過程で各々治療の目的が違います。白ニキビには毛穴の詰まりをとる作用のある薬を主とし、化膿してしまった赤ニキビには、抗生剤の外用や内服を併用します。また、ニキビを出にくくするために、スキンケアの指導、基礎化粧品の紹介、ビタミン剤や漢方の併用なども行います。

脂漏性皮膚炎

頭や 顔の小鼻の脇や眉毛部や眉間など、また腋や股など、蒸れやすい部位に 赤みやカサカサ(いわゆるふけのよう)が認められ、症状は出没を繰り返します。皮脂分泌の盛んな部位に多く認められ、皮脂の分解に起因するトラブルや常在の真菌であるマラセチア菌が原因と言われていますがはっきりした原因は不明です。
治療は、ステロイドや抗真菌剤の外用、ビタミン剤の内服などで、症状に応じて、かゆみ止めに抗アレルギー剤内服なども併用いたします。
予防としては、皮脂の分泌を促すことや蒸れることは避けるよう、入浴・洗髪・洗顔などはできるだけ毎日行い、髪はしっかり乾かすことなどが大事です。

乾皮症・皮脂欠乏性湿疹

年齢と共に、誰でも皮膚が乾燥してきます。すねや腕の伸側や腰回りなどの皮膚がカサカサとはがれおちたり、ひび割れたりします。冬などの空気が乾燥した時期に、入浴時や布団に入って体が温まってくるとかゆみを増すのは皮膚の乾燥が原因です。さらに進むとかゆみが強くなり、赤みを帯びてきて湿疹化します。さらに放置すると貨幣状湿疹と言って赤いじくじくした貨幣の形をした楕円の斑が散見されるようになります。悪化しないように普段から保湿に心掛け、湿疹化したら、ステロイド剤の外用やかゆみ止めに抗アレルギー剤の内服治療が必要となります。

乾癬

乾癬とは、慢性の炎症性皮膚疾患で、皮膚のターンオーバーが短縮され、表皮細胞が異常に増殖します。そのため、皮膚はかさかさと赤くなります。 原因は、遺伝的体質や免疫学的異常、ストレス、喫煙や薬剤、感染症などが影響すると考えられていますが、いまだ不明です。近年はメタボリックシンドロームや生活習慣病に関連するともいわれ、肥満や糖尿、高血圧の合併症が増加しており、皮膚の治療だけではなく、食生活含め生活習慣の改善が必要です。 治療は、重症度に応じて塗り薬・光線療法・免疫抑制剤などの内服薬・生物学的製剤による注射などの方法があります。治療の内容によっては、大学病院などへご紹介することもあります。
当院の光線療法はエキシマライトを使用しております。紫外線の免役抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚症状を鎮静化させるのに、より有効な波長である308nmのエキシマライトを照射します。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は、手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に無菌性膿疱や水疱が発生する病気です。原因は不明ですが、喫煙や病巣感染巣(扁桃腺、虫歯 副鼻腔炎など)、金属アレルギ―などが関与する症例もあります。治療としては、長期喫煙者は禁煙が有効で、病巣感染巣の存在が疑われる場合は、その治療・予防を行います。金属アレルギーに関しては、パッチテストで原因金属を検索するため、関連病院へ依頼いたします。皮疹に関しては、第1選択はステロイド外用剤、活性型ビタミンD3剤、その他紫外線療法も有効です。当院ではエキシマライトを照射しております。また、重症例には内服療法も検討し、治療内容によっては大学病院などをご紹介させて頂きます。

尋常性白斑

皮膚の色がまだらに薄くなり、徐々に境界明瞭な白斑となります。俗にいう「しろなまず」で、まだ明らかな原因は不明です。甲状腺機能の異常や糖尿、貧血、自己免疫疾患が合併することもあり、必要に応じて血液検査を行います。治療はステロイドや免疫抑制剤、ビタミンD3の外用剤のほかに、紫外線療法も有効です。当院ではエキシマライトを照射しております。病変の大きさ・部位によっては、大学病院などをご紹介させて頂きます。

水虫(足白癬)

水虫菌は正式には白癬菌(はくせんきん)と呼ばれます。
この白癬菌が棲み着いて増殖を始めた頃、私たちの体は白癬菌を追い出そうと、激しい炎症を起こして抵抗します。この炎症が痒みのもとになります。これが急性期の水虫の症状です。しかし、しばらく経つと、白癬菌に対する炎症を起こさなくなり、共存状態(慢性化)となります。急性期の水虫の方が治療に対する反応は良いので、水虫は痒い時が治し時と言えます。
水虫の治療には、一般に抗真菌薬が使われます。抗真菌薬には塗り薬と飲み薬があります。爪白癬のような爪の中に薬の成分が届きにくい難治性のものは内服薬が効果的と言われてきましたが、最近は外用薬でも十分に効果が出るものもあります。
外用薬の効果を発揮させるためには、とにかく薬をきちんと塗ることが大切です。特に入浴後は皮膚の角層(皮膚の一番外側に位置し、外界と接する部分)がふやけており、薬が浸み込みやすいので、お風呂上がりに塗るのが効果的です。
また白癬菌を逃さないためにも、患部を中心に広めに塗ります。さらに、患部の清潔、乾燥を心がけることも重要です。角層の表面を清潔に保つことは、白癬菌の新たな進入を防止し、水虫の悪化を防ぎます。また症状が消えても、最低1ヶ月は根気よく治療を続ける必要があります。自分で勝手に治ったと思い込んだりせず、必ず医師に判断してもらうことが大切です。
内服薬は3~6ヶ月の服用が必要となり、経過を見ながら医師が効果を判断します。内服薬は稀に肝機能障害や貧血などの副作用を招くことがあるため、血液検査で副作用をチェックしながら治療します。
汗疱状湿疹や市販の抗真菌剤によるかぶれなど、水虫と症状が似ており、鑑別が難しく、自己判断で治療を始めると悪化したり、診断がつきにくくなります。治療を始める前に顕微鏡検査で白癬菌を見つけることはとても大事です。

皮膚カンジダ症

皮膚カンジダ症は、股部・陰部・おむつ部・手指の第3指間など、湿って擦れやすい部分に生じます。境界のあまりはっきりしない、ジクジクした紅斑で、その中や周囲に小さい水ぶくれや膿が多数見られます。多くは軽い痒みを伴います。
また、指などを絆創膏などで長時間覆ったままでいると蒸れて爪囲に発赤と腫れとじくじくした症状を認めることがあります。診断としては、病変部から皮膚の一部を採取して、顕微鏡で検査します。
皮膚カンジダ症の診断と治療は他の皮膚病と比較しても、そんなに難しくはありません。問題になるのは発症した場合は、必ず原因・誘因があるということです。と言うのは、カンジダは粘膜の常在菌であり、誰もが保菌していますが、病原性が弱い菌で、発病することは滅多に無いのです。
皮膚カンジダ症は、高温・多湿などの環境因子、おむつの使用・多汗・不潔などの皮膚状態が原因になります。そのため、季節的には夏に多く、寝たきりによる不十分なスキンケア、肥満、妊娠なども関係します。さらにステロイド薬の外用や、もともとあった皮膚疾患に対する不適切な治療なども影響します。
免役能の低下によるケースも少なくなく、糖尿病、膠原病(こうげんびょう)、悪性腫瘍などの患者さん、抗がん剤などの強い薬を投与されている患者さん、大手術、放射線、透析などの治療を受けている患者さん、また健康上の大きな問題が無くても、高齢者には発症しやすいようです。
治療の基本は、カンジダに対する抗真菌薬の外用です。同じカビの病気である水虫に比べると治りやすいのですが、広範囲に生じた時や治りにくい場合は内服薬を用いることもあります。
早期に正しく診断し、適切な治療を行えば、それほど難治性のものではありません。しかし発病したのには必ず理由があるので、それを見つけることが重要です。再発を防ぐ鍵にもなりますし、皮膚カンジダ症から内臓の病気が見つかることもあるからです。

いぼ

いぼの原因は、ヒトパピローマウィルスによる感染と年齢的な変化で生じるものがあります。ウイルスによるものは周囲に増殖することもあり、基本的には液体窒素による治療を1週間~2週間に1回行います。たこやいぼなどと思い、放置していることも多いので、大きくなる前に早めに受診することをすすめます。

加齢による年齢的ないぼは、ダーモスコピーで診断可能です。基本的には無治療でも問題はありませんが、部位や大きさによって目立ったり、生活に支障をきたすようなら、外科的処置が必要となりますので適切な医院をご紹介させていただきます。

帯状疱疹

周囲に赤みを伴う小さな水ぶくれが集まり、重症なものは文字通り帯状に分布します。
特徴的なのは体の片側に発症し、痛みを伴うことです。発疹より痛みが先行することが多く、他科を受診し、痛みの原因検索のために検査をしている間に発疹が出現し、はじめて帯状疱疹と診断されることも少なくありません。原因は、昔、罹患した水ぼうそうのウイルスが背骨の両わきの神経節内に潜伏しており、何らかの原因で免疫力が低下したとき再活性化します。そして神経に沿って増殖するため、痛みを伴い、水ぼうそうと似た水疱が集まって出現します。治療はできるだけ早期に、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を内服することです。痛みの後遺症は個人差があり、その治療は様々です。

たこ(胼胝)・魚の目(鶏眼)

たこや魚の目は、継続的な圧力がかかると、皮膚の表面の角質という層が内側を守ろうと反応的に厚くなるいわゆる防御反応です。指にできるペンだこもそうですが、指は体重がかからないので上へ上へ突出して厚くなりますが、足の裏はそうはいかず、中へ中へ厚くなり楔の形となり、この部分が上から見ると芯のように見えてきます。そして内側を圧迫し痛みが生じてきます。皮膚がただ厚くなっている状態は“たこ”、芯様に見えてきて、痛みを伴えば“魚の目”です。
治療は、皮膚を削ることにつきます。痛みは削ることによりかなり軽減されますが、歩き方のくせや骨格、靴の大きさが原因で繰り返されることが多いです。
皮膚が厚く硬くなりすぎて削りにくい場合は、スピール膏などを数日貼りっぱなしにし、軟らかくしてから削ります。うまくいけばはがすときに厚くなった皮膚も一緒にはがれてきます。
ウイルス性のいぼと間違えることも多く、削っても短期間で厚くなってしまったり、周りに増数するようなら、皮膚科の受診をお勧めします。

ほくろ

ほくろは皮膚悪性腫瘍、特に悪性黒色腫との鑑別が重要です。短期間で急に大きくなったり、色が濃くなったり、色素が周囲より染み出て来て、左右非対称で不規則な形になってきたりしたら要注意です。
専門医であれば、見た目でもかなりの確率で良性悪性の鑑別も可能ですが、最近はダーモスコープで、より正確な診断が可能になりました。
また、部位的に足底などの慢性的な刺激のある部位では、悪性化の確率が高くなります。
今は大丈夫でも、気づいた時点からの定期的な観測をお薦めします。

巻き爪

巻き爪の場合でも、痛みなどの症状が出ない人もいます。
しかし、幅のせまい、硬い靴などを長時間履いたりすると、炎症を生じ、いったん発症すると、慢性的に長引くときもあります。
爪の切り方の工夫や、テーピングの指導で症状が軽減することもあります。
くり返し再燃し、爪囲の発赤腫脹が長引くときは、外科的な処置も必要となりますので、適切な医院をご紹介させていただきます。

皮膚のことなら何でもご相談ください

上記のような皮膚疾患以外にも、日頃のスキンケアの悩みや乾燥、肌荒れなど、皮膚のことで少しでも気になることが出てきましたら、何でも遠慮無くご相談ください。
皮膚科専門医として、一人一人に合ったスキンケア法をアドバイスいたします。


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